2015年1月18日日曜日

朝日新聞慰安婦報道第三者委員会報告についての基本スタンス

昨年12月22日に発表された朝日新聞慰安婦報道第三者委員会報告書。これについての基本的スタンスをお伝えしたいと思います。

世の中でどんなものでも100%良いものや100%悪いものは非常に少ないと思います。人も同じです。朝日新聞慰安婦報道第三者委員会報告書も同じであると考えています。全面的に同意できる部分、同意しかねる部分、良い部分、悪い部分、色々あります。特に今回のように一部別々のメンバーがそれぞれの作成した文書を別々に掲載している形式であればなおさら部分ごとの違いが出ます。

私はこれについて良い部分は積極的に参考にして、活用させてもらいたいと思っております。例えば、 53ページからの波多野澄雄氏の分析は素晴らしいと思いました。私の考えに近いというだけではなく、多くの事項が時系列で適切かつ詳細に分かりやすくまとめられており、とても良い内容であると思います。(追記:「それなりに国際的に定着していた河野談話を安倍首相他が『河野談話は吉田清治証言に依拠している』という誤認の下で批判し、結果として河野談話の信頼性を低下させたのは遺憾」という認識を除く。誤認はともかく、「永遠に誤解を生み続ける河野談話を守り続ける」というのには私は反対です。)

「都合の良いところを切り取っている」という批判もあるかも知れません。しかし私は良いものは良い、悪いものは悪い、良い人にも悪いところもある、悪い人にも良いところもある、というスタンスで考えておりますので、何事も良い部分は積極的に評価していきたい、というのが私の基本スタンスになります。

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