2017年8月31日木曜日

吉見義明教授の「慰安婦は捏造」裁判、最高裁にて吉見氏側の敗訴確定

http://www.sankei.com/affairs/news/170703/afr1707030025-n1.html

しばらく前の事ですが、慰安婦問題の初期の主犯格の一人と言って良い、吉見義明(中央大名誉)教授が桜内文城前衆院議員を名誉棄損で訴えた裁判で、一審敗訴、高裁も敗訴でしたが、最高裁でもあっさり棄却され、完全敗訴となりました。

改めてこの裁判を振り返ると、発端は、当時大阪市長の橋下徹氏が慰安婦問題について活発な発言を行っていた際、外国特派員協会で同党が記者会見を行っており、その際外国人記者から「『慰安婦=性奴隷』についてはこの本(吉見氏の英文慰安婦本)に書いてある」、との質問があった際に、党関係者として会見をしていた桜内氏が「これは捏造と証明されている」と指摘した発言を巡ってのものでした。吉見氏と同氏を支援する数百名もの一般に左翼と見られる学者や弁護士などはこれにヒステリックに反応し、吉見氏は「『慰安婦=性奴隷』という学者の研究が捏造呼ばわりされるのは、名誉毀損であるのみならず学者としての研究者生命を奪う」などと被害者のように大袈裟に騒ぎ立てました。吉見氏しかり、元朝日新聞の植村隆氏しかり、どうも慰安婦問題を作った人々は自分達が過去・現在・未来の多くの日本人の名誉を棄損した自らの加害者性は棚に上げつつも、自分達の「名誉棄損」については大変敏感です。

吉見氏は吉田清治、朝日新聞、福島みずほ等の反日弁護士と並ぶ慰安婦問題の主犯格の一人です。おおまかに振り返ると、まず当時売れない作家であった吉田清治の荒唐無稽な作り話を1980年代に朝日新聞が取り上げて全国的なスターに祭り上げてまずは火をつけ、植村氏の記事(初の本物の「慰安婦被害者」金学順さん登場)などで1991年にその燃え上がったその火に大量の燃料を投げ込んで大炎上させたのが、吉見氏と朝日新聞の合作の記事、1992年1月11日の朝日新聞記事(「軍慰安所関与」)でした。これが原因で直後に訪韓した宮澤首相の韓国での幾度もの謝罪→加藤(官房長官)談話→かの悪名高い河野談話(1993年)とつながり、ここで大勢は決しました。今でも海外で日本の慰安婦=強制連行=性奴隷という根拠としては、「だって河野談話で日本政府自身が認めているではないか」と認識されており、今日慰安婦問題を終わらせたく無い人達の拠り所となっています。その意味で、吉見氏は主犯格の一人なのです。これだけの功労者で学問的支柱ですから左翼が総出で守るはずです。

その吉見氏とその支援者ですが、普段は日本国家や国家権力に反対する人達が司法を利用しようとして失敗に終わり、結局最高裁まで行っても、言うに事欠いて「司法の危機、不当判決」なのだそうです。

また、こちらのブログ様によると、吉見氏の裁判には共産党在日韓国人が出入りしていたという事です。慰安婦問題を作って拡大してきたのは元々そういう人達の集まりなのでしょう。

http://blog.goo.ne.jp/akamine_2015/e/0ba6a0c141d69a60d1231c11e710accb

また、これを裏付けるように、吉見氏裁判支援のウェブサイト「YOいっション」では、気味の悪い「国際署名」なるものがありますが、この署名者リストを見れば、イコール国際反日ネットワークであり、また、あの悪名高い「女性戦犯国際法廷」メンバーとかなり重なるものと思います。何とも分かりやすいです。

http://www.yoisshon.net

なお、吉見氏と支援者達が批判する、「不当判決」ですが、慰安婦関係で裁判で勝てないのは別に左の側だけではなく、保守の側も同様です。残念ながら対朝日新聞の慰安婦集団訴訟では3件とも原告が敗訴しており、また、アメリカでもグレンデールの慰安婦像に関する訴訟などで原告敗訴が続いています。日本の司法は慰安婦問題はなかなか相手にしないという事でしょう。