2016年4月24日日曜日

韓国与党大敗で慰安婦にも影響か

先日のニュースとなりますが、韓国の与党セヌリ党が総選挙で大敗し、また朴クネ大統領の支持率も下がり、政権運営に暗雲が垂れ込めています。

http://www.asahi.com/articles/DA3S12310884.html

韓国と言えば、大統領に再選が無く、政権後半や末期になると権力から去りゆく人と分かっているため「レームダック」状態になる事が知られています。そして大統領を退任すると逮捕・捜査・起訴・死刑判決等の運命を辿るケースが非常に多くなっている特異な国家です。

今回の選挙の結果が慰安婦にも影響するという見方があります。

最大野党の「共に民主党」は慰安婦合意に反対であり、これを反故にしそうな勢いです。

http://www.sankei.com/world/news/160415/wor1604150062-n1.html

国としての約束を守らず破る韓国の伝統がまた繰り返され世界を驚かせ日本を改めて呆れさせるのか、はたまた可能性は低いですが合意を守るのか、韓国の政治状況にこれからも注目です。

2016年4月23日土曜日

櫻井よしこ氏 VS 植村隆氏 慰安婦裁判開始




注目の裁判が開始されました。私も長くこの問題を見てきました。

植村隆氏が「自分は『捏造記者』ではない」として櫻井よしこ氏他出版社を名誉棄損で訴えたものです(西岡教授の時は東京地裁でしたが、今回は支援者グループの関係かなぜか札幌地裁です)。

植村氏の主張は

http://www.sankei.com/affairs/news/160423/afr1604230009-n1.html

・自分は捏造記者ではない、捏造はしていない
・櫻井氏の批判が自分への憎悪を煽る結果となった
・批判や脅迫で一旦決まっていた職を失った
・家族まで被害を受けた
・「連行」とは書いたが「強制連行」とは書いていない
・当時は韓国では慰安婦の意味で「女子挺身隊」の用語を用いていた
・間違ったのは他紙も同様だった
・手記などで反論したが自分への批判が止まない、もう司法で捏造ではないと認定してもらうしかない
今回の裁判は、いわれなき汚名を晴らし、個人の表現の自由、学問の自由を守るための法的な戦い

というところです。またバックの弁護士達の支援もあるのでしょう、櫻井氏の本質的ではない細かい事実誤認等についても指摘・攻撃をしています。自分は被害者という認識であり、当然これまで謝罪はありません。

一方で櫻井氏は、

http://www.sankei.com/politics/news/160422/plt1604220060-n1.html

・慰安婦問題は朝日新聞が世界に広めた、植村氏もそこで重要な役割を果たした
・金額順さんが「女子挺身隊の名で連行された」と書いたこと、またそれが誤りであったと分かった後も訂正しなかった
・司法ではなく言論には言論で反論すべきだった
・(キーセンに売られたという)あったことを書かずに(女子挺身隊の名で連行されたという)無かったことを書いた、これを捏造と評するのは当然
 ・植村氏は「捏造と言われ自分の名誉が棄損された」と主張するが、植村氏と朝日新聞の記事で棄損された日本と日本人の名誉はどうなるのか、これを考えるべき

と明確に主張しているように思えました。

さて、どちらが正しいでしょうか?