2015年6月7日日曜日

キャロル・グラック教授:「慰安婦は現在の価値観で」「安倍首相はソウルの慰安婦像に献花すべし」



朝日新聞が慰安婦問題で本格的に反撃を開始したものと思います。

そして、その一翼を担うのが、キャロル・グラック氏です。この方、日本の専門家の有力な一人、という事になっていますが、最近の朝日新聞的に使い勝手が良いのか、今回の記事

http://www.asahi.com/articles/DA3S11791818.html

この記事、そして昨年の例の8月5日・6日の朝日の慰安婦検証記事にも「有識者」として登場しています。さらにはあの植村隆氏を熱心に支援している、という事からその立場は分かるというものです。

朝日が喜んで掲載するほどですからこの方の主張は全体的におかしいわけですし、早速中央日報もこれを紹介していますが、特におかしな点がいくつかありますので、挙げて行きます。

現在の価値で:これは驚きました。この論理は初めて見ましたが、これを言い出すと、遡及法を認めなかったり、一事不再理の否定という近代国家や法治の根本を否定することとなります。日本軍慰安婦については、終戦時や東京裁判時のアメリカ政府や軍も「問題なし」と判断しており、また、日韓基本条約締結時を含めた1990年代までの韓国も問題視していませんでした。およそ学者の言葉とは思えません。

・「現在の価値で」と日本を批判した手前、アメリカの汚点である黒人奴隷にも申し訳的に触れて公平に見せかけています。しかし、それでは不十分で、同時に原爆の問題にどう向き合うか、また、慰安婦という事であればアメリカ自身が喜んで利用していたGHQ慰安婦、法的紛争ともなっている在韓米軍慰安婦(洋公主)などにも触れるべきです。まさか知らないとは言わせませんし、知らぬはずがありません。

・「慰安婦問題は終了していた」?冗談を言ってはいけません。河野談話やアジア女性基金で必死に解決しようとした日本側の努力を逆手に取って利用して、逆に問題を激化させたのは韓国です。

・一部上記にも被りますが、日本軍の朝鮮人慰安婦問題を批判するならば、特に学者を名乗るならばダブルスタンダードにならないように以下についても逃げないで向き合ってください。

1 日本軍日本人慰安婦
2 GHQ向け日本人慰安婦

3 朝鮮戦争韓国軍慰安婦
4 在韓米軍慰安婦(洋公主)

5 韓国軍ベトナム人慰安婦
6 現在世界中にいる10万人以上の韓国人慰安婦

最後に、まさか朝日はあのダデン氏まで登場させる日が来るのでしょうか?

2 件のコメント:

  1. 在韓日本大使館前はジュネーブ条約違反として
    日本政府が度々撤去するよう抗議しているもので、挺対協が勝手に建てたものですね。
    この教授はそういうものを拝めと他国の総理に指図している。
    それにうなずく朝日新聞も、ああやっぱり反日新聞だねと
    証明された記事ですね。
    まともな日本人なら、教授のそこの認識おかしいでしょと
    反論するでしょとなります。

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    1. そうですね、あのような違法かつ無礼この上ないモニュメント(しかも髪型がおかしいという話もあります)の存在を前提条件としている時点でおかしいですね。

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