そして、28日からは早速反撃とでも言うのでしょうか、社長会見をやる前から準備していたとしか思えないタイミングで「識者」の意見を紹介するシリーズが開始されました。まあ、社長会見の内容如何にかかわらず、社の命運も左右しかねない大きな問題なので社として普段から色々な情報を常に集める、仮にお蔵入りするとしてもインタビューをしておく、というのは良いでしょう。
ただ、気になるのは、12月28日~30日の本特集は翌月の1月5日の渡辺社長の「幕引き会見」の内容もほぼ固まってタイミングであろう事は容易に想像でき、そう考えると12月22日の時点で
12月22日:第三者委員会結果報告
12月26日:社長が第三者委員会結果報告を受けての会見(翌日新聞に掲載)
12月28日~30日:「識者」3連続インタビュー掲載
1月5日:社長が信頼回復と再生のための委員会果報告を受けての会見(幕引き宣言)
という流れも内容も既に決めていたものと思います。つまり、12月22日の時点で、12月26日の社長会見も、12月28日~30日の朝日に近い「識者」3連続インタビュー掲載も決めていた可能性が高いと思われます。社長が謝罪して直後に援軍に反撃してもらったように見えました。
もう一つ気になるのは、「識者」3連続インタビューの内容に疑問を感じると言いますか、読んでみると朝日新聞の意見と極めて近い人達の意見を「識者」の意見として紹介(代弁?)しているのにはやはり何か違和感を覚えます。年末に3日連続で「識者」インタビューが載り、これで終わるのか、本来多角的に別の意見、もっとはっきり言えば逆の立場・逆の意見を持つ方達の意見も載せるべきではないかと考えます。社長自身も1月5日には「朝日新聞に対する異論や反論を含めて、多様な価値観や意見を掲載します」と宣言していましたよね。
さらにこの企画を始めるにあたり28日の記事内でも「慰安婦問題を多角的に考えていくため、国内外の識者に様々な視点で語っていただく企画」とはっきり宣言しています。この「慰安婦問題を考える」(弊ブログとタイトルが全く同じなのですが、、、立場は違うでしょうが)なる企画が今後どうなるのか「生まれ変わった」はずの朝日新聞ですからもう少し見守りましょう。
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