朝日新聞が慰安婦の問題でまだまだしぶとく粘っています。反省が無いのか吹っ切れたのか、会社が潰れるまでやると決めたのでしょうか。
(追記:第三者委員会の報告を受けても、「慰安婦の実相に向き合い、読者に伝える取り組みを一層進めます。」と会見でも宣言していましたので、まあとことんまでやるのでしょう。それはそれで結構です。ただ、これまで年末の社長会見以降の6件ほどの記事を見ても、以前との違いが感じられないところに違和感を覚えます。社長が会見で今後は反対意見を含めて「もっと多様な言論を紙上で切り結ぶ」とかって言っていましたからね。それはまだ見られません。)
今年になってからも以前の論調と変わらない社説を2回出しましたが、今日また日本の教科書会社が「従軍慰安婦」の言葉を削除する事に異を唱えています。「天声人語」からです。
「慰安婦」記述―事実をなぜ削るのか
教科書会社の数研出版が、高校の公民科の教科書3点から「従軍慰安婦」の言葉を削除する。戦時下で将兵の性の相手をさせられた女性についての記述が、同社の教科書から消える。
記述の「誤記」を理由として文部科学省に訂正を申請し、認められた。この春から教室で使われる教科書に反映される。
例えば「現代社会」の教科書では、「強制連行された人々や『従軍慰安婦』らによる訴訟が続いている」というくだりを、「国や企業に対して謝罪の要求や補償を求める訴訟が起こされた」と直すことにした。
(略)
数研出版は朝日新聞の取材に「より客観的な事実関係を述べるように見直した」と答えた。
自社サイトでは「高校の先生へ」として「客観的事情の変更等」があったとし、生徒に必要に応じて周知するよう求めた。
だが、事情が具体的にどう変わったかにはふれていない。これでは教員もどう生徒に伝えてよいかわからない。訂正の経緯と理由を丁寧に説明すべきだ。
文科省も「誤り」ではない記述の訂正をなぜ認めたのか。「直した後の記述が間違いでないため認めた」というが、こちらも説明する責任がある。
教科書各社の関連記述をめぐっては、「新しい歴史教科書をつくる会」が昨年9月、「慰安婦」「強制連行」の記述の削除や訂正を教科書会社に勧告するよう文科相に求めた。
朝日新聞は、慰安婦にするため女性を暴力的に無理やり連れ出したとする故吉田清治氏の証言記事を取り消した。同会はそれを挙げ「『慰安婦問題』は問題として消滅した」と主張する。だがそういった極端な主張は、日本が人権を軽視しているという国際社会の見方を生む。
慰安婦問題は日本にとって負の歴史だ。だからこそきちんと教え、悲劇が二度と起きないようにしなければならない。
論争のあるテーマだが、避けて通るべきではない。議論の背景や論点など多様な視点を示す必要がある。教科書はそのためのものであってほしい。
なぜ削るか―あなた方の提唱する視点での「従軍慰安婦問題」が崩壊しつつあって、教科書=自社商品に掲載する内容としては極めて疑わしく不適切になりつつあるからです。妥当です。
文科省との「誤記」の訂正の手続き論云々は枝葉に過ぎません。より重要な、教科書に真実として載せる内容として事実として疑わしいと判断したのではないでしょうか。朝日新聞のように自分達が信じるものはたとえ事実とずれていても正義と信じて発信し続けるような事を他者に強要してはいけません。普通は事実として疑わしくなったら朝日新聞のように拘泥せずにきちんと回収・修正するんです。
数研出版や文科省も丁寧に説明すべき?じゃあ自分達もちゃんと説明してくださいよ。32年も問題を放置しておいて、何を言っているんですか?謝罪会見してもう終わったつもりですか?まだまだ謎は残っていますよ?第三者委員会の報告が出た後でも社長は「重く受け止める」を連発するのみで例えば「広義の強制性」についての見解を問われてもすっ呆けたままですね?数研出版や文科省よりも朝日新聞の方がよほど説明すべき事がまだまだあるでしょ?欠陥商品=垂れ流し続けた誤報をどうやって回収するんですか?
「日本が人権を軽視」?では人権重視の朝日新聞としては在韓米軍慰安婦の裁判(2014年6月に1回ちょこっと報道しただけですね?公判の様子や韓国政府の主張など続報がありませんね)もきちんと報道してください。日本人慰安婦についても触れて下さい。現在世界中にいる韓国人慰安婦(売春婦)の事も報道してください。戦時中の日本軍の慰安所にいた朝鮮人女性の数よりおそらく多い数の韓国人女性(5万人以上)が現在日本で性的に搾取(売春)されていますよ?「戦時下で将兵の性の相手をさせられた女性」ならぬ「経済社会的な必要性の下で日本人の性の相手をさせられている女性」が自発的という可能性もあるもののたくさんいるのですが。
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