http://www.sankei.com/politics/news/160824/plt1608240039-n1.html
(産経新聞より)
先日韓国慰安婦財団が設立されましたが、本日の閣議で昨年末の日韓合意に基づいて10億円の支払いが正式に決定しました。そして今日の午
後、日韓外相会議で岸田外相より韓国のユン外相にその旨伝えました。ここでいくつかのポイントについて考えてみます。
1 1000万円
1人1000万円というのは、思ったより高額です。しかし韓国の財団や政府も10億円の使い途に困り、死亡者も含めて8億円程度をさっさと使いたいのかもしれません。
2 慰安婦像
日本大使館前の慰安婦像を始めとして慰安婦像を撤去していないから10億円を支払うべきではないという主張はよく見かけますが、それを言うならば
そもそも合意自体をすべきではありませんでした。合意は冤罪をやりましたと認めたようなものでした。私も個人的には嬉しくはありません。
しかし、既に合意をしてしまった以上、ここで粘って出し渋っても撤去に何年かかるかも不明で、さらなる蒸し返しの口実とされ、ご破算になったのは日本の責任とされることは明白であり、慰安婦問題を終わらせたく無い人達を喜ばせるだけです。
全面的に国家間で戦う覚悟があればご破算でも良いですがそうも行かないため、ここはむしろ有無を言わさずさっさと支払い、できる事はやったという事実を作ることが重要です。
もちろん、
慰安婦像が許せない事は変わりませんので、圧力をかけ続けることが必要です。韓国の愚かなところは、慰安婦像が残れば残る程日本人の韓国への嫌悪感は高まり、韓国が信用できない事や騙された日本人の迂闊さを戒め、韓国の民度の低さをアピールし続ける事にもなり、それを韓国政府や社会が理解できずに、またはコントロール出来ずに放置や許容しているのですから
ここはやりたいようにやらせ、その分後で大きなツケを払わせるしかありません。
3 挺対協
当然の如く挺対協が10億円の支払いや受け取りに反対しています。
これを見てもその逆の行動が正しいという事でしょう。
4 冤罪と誤解と広報
謝罪し、10億円を払うので、悪いことをし、
その罪を認めたと取られるのが世界の常識です。「法的責任は無い」「賠償金ではない、癒し金である」と細かい事を言っても、世界の99%の人には伝わらないでしょう。
カリフォルニアの高校教科書にも慰安婦が掲載されます。日本は幼稚な韓国の駄々っ子のような戦略に負けて折れてしまいましたが、正しい歴史の発信については諦めずにきちんとフォローし、政府を始めとして今まで以上にやって、
誤解を最小化する努力をし続けなければなりません。
5 日本人慰安婦
慰安婦=朝鮮人・韓国人だけではありません。当時最も多かった日本人慰安婦はどこに行ったのでしょうか。ゴネた者だけが得をし、道理が引っ込むことではいけません。政府はこの矛盾点に誠実に答えていく必要があるでしょう。
6 朝日新聞
今回、国費から10億円が使われました。
国費すなわち国民の血税です。慰安婦問題は様々な組織団体個人によって作られてきましたが、
朝日新聞に大きな責任があるのは当ブログでもずっとお伝えしてきましたし、日本国民の共通認識でもあるしょう。朝日新聞は国民や国家に
今回だけでも10億円の損害を与えましたし、また、慰安婦問題全体で国家や国民に与えてきた被害はそれこそ天文学的な数字でしょう。朝日新聞として今回政府に代わって10億円を慰安婦財団に払うのは現実的ではありませんが、
まずは朝日新聞に10億円を負担させる、またはその分の対価を払わせていく事・悪いことをした者には相応の罰を与える事が必要でしょう。