2016年11月10日木曜日

朴政権と慰安婦合意が危うい状況か


韓国の政治状況が混沌としています。朴クネ大統領が怪しげなカルト宗教一家に取り込まれ、その娘で親友である崔順実(ちぇすんしる)氏(逮捕)に国政を操られていたという疑いで、国政は大混乱、退陣のデモが起きています。

政権の存続すら危ぶまれる事態です。そして、慰安婦合意も揺らいで来ました。「崔順実に操られていた朴クネが決めた慰安婦合意であるから無効だ」という声が大きくなっており、また、「崔順実に操られていた前朴クネ政権が決めた慰安婦合意であるから無効だ」という声も政権が替わった後に必ず出てくるでしょう。

こういった問題が出てくる前から次の政権になれば約束など反故にするという対応は多くが予想していました。しかし、このような事態になり、それが加速しています。政権の正統性が揺らいでいます。それは韓国の事情であり、全く構いません。が、何があろうと他国との約束を有耶無耶にして反故にするような事は認められません。問題があろうと主権国家です。他国との約束については責任は取る必要がありますし、いかに怪しげな実態であったとしてもその怪しげな人物を正式な手続きで大統領に選んだのも韓国国民と国家です。

「慰安婦合意ご破産」と言うのならば都合の悪いところだけを無かった事にするのではなく、例えば日韓スワップなども全てご破算というところが妥当でしょう。また、朴クネ政権になって激化した慰安婦問題での日本批判も正当なものではなく「カルト宗教的活動だった」という事になります。韓国がきちんと約束を守る存在とは思えませんが、国際社会のルールとして、何があろうと無責任な対応は許されません。

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