2016年1月15日金曜日

日韓慰安婦は安倍首相の迷いによる判断ミスだった?

昨年末の日韓合意の大ニュースからしばらく経ち、その後も様々なニュースがありました。嬉しい誤算としては韓国国内の議論が予想以上に大混乱となり、慰安婦像を撤去するしないや、合意は反故にすべきかどうかなどで醜態を晒しているという事です。韓国の異常性、先進国とは言えない民度が世界に知れ渡ります。

また、今までは高みの見物または攻撃する側であった韓国政府が責任を負って矢面に立つこととなったのも良い事です。結果論ですが、かなりの韓国の慰安婦運動に対して一定のダメージになったと思います。

一方で日本国内ではこの問題にコアに取り組んで来た保守層から落胆が聞かれます。私もよく分かります。この問題は今や「日本軍が20万人の少女(日本人以外の外国人)を強制的に性奴隷にした」という内容に捻じ曲げられており、それに対して事実と認めて謝罪してしまった形ですので冤罪が確定したようなものです。欧米事実諸外国では概ねそのように報道されており、以後これらに反論しても「日本政府が、なかんずくこの問題を修正しようとしてきた右派の安倍政権ですら事実と認めたではないか」となってしまいます。失望を感じます。
さて、なぜ今回このような合意をしたのでしょうか。私は当初「アメリカからの強い圧力があり、どうしようもなかった」という説が有力と考えていました。しかしどうもそうではないようです。青山繁晴氏が首相と直接話したという内容を交えて報告しておられます。非常に興味深い内容ですのでぜひご覧ください。

https://www.youtube.com/watch?v=EUOvRs1bpDE

これが正しいとすると、アメリカの圧力または要請はあったがやってもいない罪を認めて屈するほどのものではなかったものと考えられます。安倍首相の脳裏に何があったかの真相までは分かりませんが、官邸内に日韓合意を進めたい勢力それに反対する勢力がある中で首相は悩みつつ外交的な交渉の中で合意を進める事と決断した、ということのようです。もちろん背景には中国の軍事的脅威が増大し差し迫る中で一刻も早く日米韓の連携を強化するという狙いはあったものと思います。が、やってもいない事を認め、日本人全体の名誉を傷つけていけません。または認めたとしか受け取られないのも同様です。

今回「後の世代に謝罪をさせない」と言いながら、永遠の冤罪を確定させてしまいました。軍艦島の世界遺産の「forced to work」の時にも同じようになぜこんなおかしな譲歩をするのか、と疑問と怒りを覚えましたが、残念ながらそれが再現されてしまいました。

安倍政権より良い選択肢があるわけではないのが残念ですが、私たち国民は引き続き出来ることをやっていくしかありません。

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