2015年6月21日日曜日

日韓外務省による慰安婦交渉が続くも対立は続く、隔たりは大きい

先日の続き的な内容になります。今日は韓国のユン外相(外交部長官)が就任後初来日中で日韓外相会談が行われ、明日には安倍首相とも会談予定だそうですが、両国の外務省は昨年より慰安婦問題の交渉を続けており、いまだ両者の妥協点は無く、平行線のようです。今回は共同通信ソースの産経新聞ですが、先日の日経新聞の内容と同じであり、韓国政府が否定するなどガセネタ説もありましたがそんな事は無さそうです。

http://www.sankei.com/world/news/150620/wor1506200038-n1.html

日本側の要求は以下になります。

・(慰安婦は性奴隷ではないので)「性奴隷」と呼ばないで欲しい。
・(ソウルやアメリカなどの)慰安婦像を撤去して欲しい。
・(アメリカなど)海外での反日活動に政府が関与しないで欲しい。
・もし今回慰安婦問題に決着を着けるならば、本当に最後の決着とする事を約束して欲しい。


まあ、無茶な要求ではなく、常識的で当たり前の内容です。

韓国側の要求は以下になります。

・日本の国家としての法的責任を認めよ。
・安倍首相が謝罪せよ。
・駐韓日本大使が(直接)謝罪せよ。
・(民間資金ではなく)国家予算から賠償金を払え。


まあ、いつもの通りであり、これでは平行線をたどるばかりでしょう。

なぜこうなるかと言えば、日本の常識的な要請は韓国側から見れば異常な要求であり、日本側から見た韓国側の異常な要求は韓国側から見れば当然の権利であり、ごく常識の範囲内である、こういう事かと思います。韓国と理解し合える事は不可能でしょう。

この後のユン外相の動向にも注目したいと思います。

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