2015年9月14日月曜日

植村隆さんの裁判に朗報か?


「捏造記者」と批判された事に対して名誉棄損で訴訟を起こしている植村隆氏ですが、櫻井よしこさんを札幌地裁に訴えた訴訟で被告が東京地裁への移送を申し立てた件がありました。

訴えられた櫻井よしこさんとしても札幌に一々出向くのは大変だという事で東京地裁への移送を申し立てたものです。これが5月に一度認められました。

これに対して植村氏とその支援者は「一非常勤講師でしかなく、立場も弱い原告にとって、東京で裁判をやるのは負担だ」という理屈で東京ではなくやはり札幌で裁判をやりたい、と即時抗告を求めていました。その抗告が札幌高裁で認められ、やはり札幌地裁でやる事になった、たとの事です。

http://www.asahi.com/articles/DA3S11941165.html

http://www.yomiuri.co.jp/national/20150831-OYT1T50104.html

植村氏陣営にとっては朗報でしょう。

しかし、ここに疑問があります。「一非常勤講師でしかなく、立場も弱い原告にとって、東京で裁判をやるのは負担だ」という主張が事実ならば、なぜ西岡教授については東京地裁で訴えたのでしょうか?全く筋が通りませんし、自己矛盾しています。そんな事を言うならば両方の裁判共に札幌地裁に提訴すれば良かったのです。それに「弱者」植村氏は東京どころか韓国やアメリカも含め飛び回っているのが現実です。

実はこれは単に支援者の違いで裁判の提訴地を変えたに過ぎないと私は思います。つまり、西岡氏については、東京を拠点とする左翼支援者や弁護士(170人ということでした)がバックに一方で櫻井氏に対しては札幌や北海道の赤い支援者や弁護士グループがバックに付いたというだけの話かと思います。裁判の傍聴や支援会合などで、地元に近い方が便利であるのは言うまでもありません。

こういう背景があるので、櫻井氏の裁判を東京に移す、という話になった際に意味不明の矛盾した理由で反対をしたという事かと思います。「慰安婦捏造名誉毀損」裁判の行方が注目されます。

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