慰安婦問題は国際問題となり、韓国が日本を攻撃する材料となってきました。ところがまだまだ色々な問題はあるものの、2015年末の日韓慰安婦合意で慰安婦問題は大分下火となり、第三国で慰安婦像を建てるなどの揺さぶりはまだやっていても、慰安婦問題は対日本政府の直接の外交カードとしては終焉を迎えました。
日本相手の新たな外交カードを作りたいのか、または慰安婦反日教とでも言うべき日本憎しで洗脳された国民の感情の新たな捌け口なのか、韓国が「朝鮮人徴用工像」の設置を行い、二匹目のどじょうで国際問題化を目論んでいます。
釜山で徴用工像の設置が強行されましたが、これは何とか当局に阻止されました。しかしこれで終わったということは無いでしょう。軍艦島(長崎県端島炭鉱)の世界遺産登録の際、日本政府は強制労働を認めてしまうような発言を行っており、まだまだ攻撃は続くものと見られます。
http://www.sankei.com/world/news/180531/wor1805310017-n1.html
この徴用工像、見た目のイメージはつるはしを持っている、ガリガリに痩せたかわいそうな男性です。韓国としては、「いたいけな中学生ぐらいの少女が強制連行されて、日本軍の性奴隷にされた」という慰安婦に次いで、第二弾として「強制連行され、炭鉱で過酷な無給の奴隷労働をさせられたというところでしょう。
真実はどうでしょうか。まず「徴用」ですが、違法で不当な強制連行・物理的連行でも何でもなく、これは法律に基づいた日本国民の義務であった労働でした。日本人の男女も徴用されていますし、徴兵もありました。今でも存在する徴兵や納税といった義務と同列です。また、給料も出ているどころか、当時の炭鉱労働は大変な高給で高待遇です。炭鉱労働と言えば軍艦島が有名ですが、当時の炭鉱町である軍艦島は世界最先端の快適なインフラを誇る町で、そこで働いていた朝鮮人労働者の待遇も良く、高給で朝鮮人専用の遊郭(慰安所)までありました。さらに、朝鮮半島は徴用をずっと免除されており、徴用令が適用されたのは戦争終盤のわずか数ヶ月のみでした。さらには、日本に徴用などある種の強制力を持ってやってきた朝鮮人の内、大半は戦後本国に帰国しており、自分の意思で1959年時点で残った人数はわずか245人という有名な朝日新聞の記事になっている政府の調査結果もあります。
もし徴用が違法で不当だというならば、徴税や徴兵も違法で不当ということになるでしょう。
この問題の恐ろしいところは、万が一日本が折れて補償など始めた場合、対象者が非常に多い話になることです。慰安婦の場合、韓国政府認定の元慰安婦が200名程度ですので、日韓合意時の「見舞金」(賠償金ではない)も10億円のみでした。これが徴用対象者になると、出稼ぎ労働者を含めてそれこそ桁違いの100万人単位の天文学的な賠償となってしまいます。韓国では日本企業に対する戦後補償の裁判が数多く提起されており、日本企業の敗訴も相次いでいます。
注目すべきは、これを元々目論んでいたのは韓国ではなく、慰安婦同様元々吉田清治や悪徳弁護士達の日本の反日勢力が焚きつけたものです。賠償金ビジネス、ゆすりたかりビジネスと言って良いでしょう。
慰安婦ではほぼ何も無いところから問題を作り出すことが成功してしまい、日本は相当なダメージを負うことになりました。徴用工では同じ轍を踏んでははいけません。