釜山の慰安婦像への抗議で日本政府が大使引き上げなど厳しい対応をしてから約2か月が経過しました。その後の動きを見てみましょう。
まず、韓国にはある程度効いています。これまではどんなに虐めてもやり返さない虐められっ子であった日本ですが、毅然とした対応を取れる事を示したのは大きかったと思います。実効性はともかく、尹外相もとうとうウィーン条約に言及したり、釜山市宛に像撤去の要請を行わざるを得なくなりました。
他にも、「帝国の慰安婦」著者の朴裕河(ぱくゆは)教授の著書をめぐる刑事裁判で無罪判決が出るなど、これまでは日本の事になると法治主義も無視してやりたい放題だった韓国社会に、ある程度は国際社会の常識を意識せざるを得ない雰囲気が出てきました。これはこれまで無かった事です。
一方、もちろん問題もあります。韓国内の慰安婦像は釜山の後も次々と建てられ、国定教科書にはありもしない「慰安婦の虐殺」が記載され、韓国の次期大統領選挙では、「日韓慰安婦合意」に反対し、見直しを表明しないと、参加すらできない状況です。冷静に国際常識や法治主義を感情に優先させる事すらできない愚かな国民を作り出したのは他ならぬ韓国政府です。竹島も同じです。無理に無理を重ね、嘘を嘘で塗り固め、引っ込みがつなかい状況ですが、どこまでチキンレースを続けるのでしょうか。
昨今一層エスカレートする北朝鮮の脅威や暴走振りを見ても、韓国は慰安婦像にこだわっている場合ではないはずです。慰安婦に関する反日活動は、直接間接に北朝鮮に気脈を通じた人間や団体が中心となっているのを、一般の韓国国民は気づいているでしょうか。このままではいつ北朝鮮に滅ぼされてもおかしくないというのが分からないのでしょうか。
しかし、文在寅氏が大統領となり、韓国はさらに従北・反日に向かうのでしょう。無理だと思いますが、韓国は気づいた方が良いでしょう。